日本一周☆旅ラン

北のサイハテで感じた豊かな暮らし。〜北海道斜里町〜

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こんにちは!旅ランナーいっちーです。

現在、北海道道東の標津町までやってきました。現在は根室から釧路方面へ向けて進んでいます。

今回は、斜里町という場所で出会ったとある大男との出逢いについての話です。

まず斜里町という場所は北海道のオホーツク海に面し世界自然遺産にも登録された知床がある場所として有名です。

地図からしてもわかるように、北海道の東の先端にあるまち。まさにサイハテと呼んでよいまちでしょう。

斜里町へ向かう前に、網走というまちがあるのですがそこで出逢いお世話になった方が障害者施設に勤めており、空いておるお部屋をご厚意で泊めさせていただきました。そして車で道東の観光案内等もしていただき、今回の斜里町の方も紹介をしていただくことになりました。

 当日の朝に僕は1度連絡をし、今日の夕方に着けるのでよろしくお願いします。と連絡をしてその斜里町のご自宅まで走った。

そして夕方、教えていただいた場所へ到着し家を探していると左手の建物の屋根に3人の人が立っている。家の向こう側はオホーツク海の静かな海と沈みかけている太陽が顔を出していた。

こちらに気づいたらしく大きく手を振ってくれている。

近づいて地面の上の僕と屋根の上越しでごあいさつをする。やはり今回お世話になる方だった。

お名前は匿名でとのことだったので今回斜里のビックダディと呼ぶことにする。一緒にいた2人は羅臼から来た友人ナミさんとすぐ近所に住む歳の差ほど離れた友人のウミ君だそうだ。(両方とも実名ではなく勝手につけさせていただいた)

最初見た時にこの2人も旅人なのかと思っていた。

僕は、屋根の上に上がり再度あいさつをした。屋根の上からの景色が素晴らしい。目の前にはオホーツク海と沈みかけている太陽と雲。後ろには斜里岳と海別岳、遠くには知床連山が見渡せる大パノラマだ。

屋根の上で僕たちはしばらく雑談を交わした。

出だし文に大男とに出逢いと書いたがビックダディはまさにその名の通り見た目が大柄で肩幅は僕の倍近くあるんではないだろうかという長身の男だ。体重は3ケタの大台に乗っているらしい。

今はビックダディと奥さんの2人で暮らしているそうだ。奥さんをビックママの呼ぶことにしよう。

そして、この建てられている建物はすべてビックダディが建てたものだそう。作業場、材木置き場、旧宅、新宅と4つの大きな建物が建っている。

新宅が1番海に面した高台に建てられているが建てる前は平地ではなく、石を積み立てて土台を作りその上に家を作ったそう。それをほぼ1人で作ったという、、、スケールがでかい!そんなすごい人がいるんだと衝撃だった。

今日の天気は快晴だ。陽も少しずつ沈みかけてオホーツク海と空の色が徐々にオレンジ色に染まっていった。

ナミさんがそろそろ帰るということで見送った後、ビックダディが

「海に行きますか。」

と僕を誘ってくれた。ビックダディとウミと僕で家のすぐ下にある海まで降りた。そこには、これまたビックダディ手作りの木の船があった。ビックダディと僕はその木の船に乗り、ウミはSUPで海へと入っていった。SUPとはサーフィンのようなボードの上に立ちオールを手に持って漕いで前に進むというものだ。

オホーツク海へ飛び出した瞬間、僕らの周りには大自然が広がった。とても静かで穏やかなオホーツク海。青色から朱色へ鮮やかにグラデーションが描かれている空と雲。オホーツク海の遠くに沈みかけて煌々と光続けているいる夕陽。仁王立ちのごとく力強く居座っている斜里岳、海別岳、知床連山の山々。




斜里岳


海別岳


知床連山

時の流れがここではとてもゆっくりと進んでいるように感じられた。

なんて贅沢な時間なんだろう。

まん丸いお日さまがオホーツク海の水平線へと沈み形を変えていき最後の光が沈むまで眺めていた。

沈み終わった後ビックダディはオールを漕ぐのをやめて、船の中で寝そべりはじめた。横を見るとウミもボードの上に仰向けで寝そべっている。

僕も2人の真似をして船の上で寝そべり空を見上げた。

穏やかな波の音と、海鳥が鳴く音と暗くなりかけている空にかすかな星が見える。

都会では絶対味わえない貴重な体験。まさにプライスレスな瞬間。

そんな贅沢な時間を終え僕らは家の下の港場へと戻っていった。

最高の船出を終え、今日は斜里町のねぷた祭が催される日だったようで、お祭りに行くかそれともご飯にするかと聞かれたので僕はご飯でとお願いした。

家の中にお邪魔すると、リビングには大きな窓から見るオホーツク海と夕陽後の赤焼けがきれいに見えた。木をふんだんに使った家でとてもぬくもりを感じる。

ビックダディは1人で家を作ったり様々な木を使った家具を作っているのだが料理も一級品だ。家の中には薪コンロがあり、そこで調理をする。見た目もとてもステキなコンロなのだが煙を吐き出す配管にはグルグルと螺旋階段状に巻かれている細い管がある。これはお湯をつくるシステムらしく料理をした熱を利用して水からお湯へと変換する仕組みになっている。温められた水は自然と上へ上がっていく性質があるのでモーターなんかなくても自然に循環される仕組みだ。とてもよく考えられている。

このお湯はお風呂使ったり、調理などに使うそうだ。

この日はお魚を使った料理でビックダディが手際よく調理し、色々とお話をしながら美味しくいただいた。

ビッグダディの家には仕事分担があるみたいで料理はビックダディが、片付けはビックママがすることになっている。

ご夫妻の関係がバランスがとれててとても素敵に見えた。

その日僕は隣の家の旧宅で寝させていただいた。

翌日。

ゴホンッゴホンッ!やってしまったか。

喉の調子もあまり良くないようだ。実は数日前からあまり調子が良くなく昨日も風邪薬をのんで休んでいたのだが風邪を引いてしまったようだ。

今朝は近くにあるパン屋さん「メーメーベーカリー」さんに行こうという話になっていたので一緒に連れていってもらった。

メーメーベーカリーへ行く前に天空へ続く道に寄ってくれた。

素晴らしい景色で、横にはジャガイモの花が咲いていた。

その後メーメーベーカリーさんを訪れた。

カフェスペースもある薪がまで焼いているお店だ。自家製酵母と道産の小麦粉を使用し、ドライフルーツや乳製品などなるべくオーガニックのものを使っているにこだわりのお店だ。

少しお話をして売り物にできないパンを今回はいただいて家へと帰った。

家に到着後、ビックダディとビックママに事情を説明してもう1日泊めさせてもらえないかとお願いをすると、

「それは気づかなくてごめんなさい。うちは何日でもいていいですよ。ゆっくりしていってください。」

と快く引き受けてくれた。

「ありがとうございます。」

こうして2日目もお世話になることになった。

その日はほとんど家の中で寝ていた。その間もビックママが喉や咳に良いアロマをたいてくれた。本当に親切で実家にいるようにゆっくりと休めた。
また、ビックママは織物もされていてステキな小物類を作られたりもしている。

カラフルできれいなコースター

その間もウミは遊びに来ていて、バスケットをしたりして遊んでたそうだ。

夕方になりこの日は網走で花火大会があるとのこと。僕は人混みでまた体調が悪化するといけないと思い遠慮しようかと思ったがそんな人混みには行かない穴場スポットで見るということでビックダディとウミと僕で行くことになった。

網走まで車で1時間ほどで目的地の場所へ到着し花火大会がはじまるのを待つ。高台にあるちょっとした公園で海の方が見渡せるようになっていた。

花火大会がはじまり、夏の網走の夜空と海に大きな花火が打ち上がった。

僕らは花火を楽しんだ後、家路へ向かって車を走らせた。

すると、目の前の道のり空にとても大きく光る物体が!

そうお月さまだ。

あれって月⁈って思えるように煌々と光っていてそしてデカイ!おそらく周りが暗いから逆にお月さまが明るく見えるのだろう。

僕達はすごいなあ〜!いいね〜!と言いながら月が照らす道を進んでいた。

花火と月、そして夜空を楽しんで満喫していたが風邪を引いていたので体調が悪化しないのか心配だったが家路に到着し、その日はお礼を言ってすぐに休んだ。

3日目、

起きてみると、、だいぶ良くはなったが万全ではない。声も変だ。心苦しいがもう1日お世話になることにした。

ビッグママが今日は砂浴をすぐそこの海岸でするらしくそれをすると良いかもしれないと提案してくれた。デトックス効果があるそう。僕も回復できればと思い参加させてもらうことになった。

今回は、僕とビックママ含めて5人で砂浴をすることなった。

砂浜をスコップで掘り穴をつくる。そしてTシャツと短パンの格好で入って埋めてもらう。鹿児島の指宿温泉でやった砂風呂とほぼ同じだ。

かなり良い汗が出て、体の中がデトックスされたようだった。

砂浴を終え、家に戻る。

砂浴の参加者で北見市に在住の鍼灸治療の方がいらした。昼食後、その方に治療をしていただきかなり軽くなった。

その日の夕方、今日も素晴らしい夕日が見えそうなのでまたビックダディとウミと僕の3人で海へと出た。今日も素晴らしい夕日が沈む。何度見ても飽きないものだ。

そして夕食後、夜の海へ行かないか?とビックダディに誘われた。海ほたるが見えるらしい。夜に光る夜光虫。ぜひ見たいですとお願いをした。

海に出ると静かで真っ暗なオホーツク海だった。ブラックホールのように吸い込まれそうな感覚を覚えた。だが見上げると満天の星空が広がっている。これでも月の光が強いのであまり見えていない方らしい。
真っ暗闇の中の海を進み海面を手でバシャバシャさせるとかすかに光る物体が見えた。
月の終わりでわかりにくいものの微妙に見ることができる。

今までに海で味わったことのない経験をさせていただいた。大自然の美しさとその大自然を感じれるビックダディとウミの感性。僕は貴重な時間を過ごさせてもらった。

この3日間、ビックダディとウミと一緒に海に出たり、花火を見に行ったりと楽しい時間を過ごすことができた。ビックダディは40代でウミは高校生なのだが、2人の友情、愛情と言っていいのだろうか。とても羨ましいく見ていた。

それは、まるで親子関係以上の友情、愛情があってビックダディとウミは本当に楽しく遊んでいた。

ウミが家に帰る時、ビックダディとウミの間で行われるあいさつがあるのだがそれがまたいい。

それは、「パー、グー、グー、パー」と手を叩いてお別れをするというもの。

僕も明日に出て行ってしまうかもしれないのでウミとそのお別れのあいさつをさせてもらった。

そして日が明けて、4日目

体調もほぼ回復し今日は出発することにした。

ビックダディとビックママに今日出発する意思を伝えお礼を言った。

「またいつでも遊びにきてね。」

と嬉しい言葉もいただき、まるで第2の故郷ができた気分だった。

本当にお世話になりました。ありがとうございます。

北海道斜里町での大自然、そして人の温かさを感じた4日間だった。

北のサイハテで僕は豊かな暮らしとは何かを感じることができた。

僕とビックダディは、

「パー、グー、グー、パー」

でお別れのあいさつをし、僕は知床ウトロ方面へと走っていった。

旅ランナー いっちー

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