日本一周☆旅ラン

情熱を燃やせるたった一つのこと。〜礼文島ユースホステル桃岩荘〜

投稿日:2016年7月21日 更新日:

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こんにちは!旅ランナーいっちーです。

いきなりですがこんな質問です。

「あなたが今熱中していることは何ですか?」
 
仕事でも、趣味でも、家事育児、なんでもいいです。あなたが今情熱を燃やせるものはありますか?

今日は夏の北海道最北端の島「礼文島」で情熱を燃やす男たちについて書きたいと思います。

まずは、簡単に礼文島の紹介から。

礼文島の場所はここです。

まさに最果ての地と言っていい場所です。

礼文島は別名「花の浮島」とも呼ばれており本州では2000〜3000mに登らないと見れない花が礼文島では海抜0m地点からみれるんです。なので夏のシーズンになるとこの花々を見にたくさんの観光客で賑わいます。

他にも美しい海や奇岩などの景勝地。食べ物ではウニやホッケのちゃんちゃん焼きなどの食べ物でも有名です。

ウニむき体験センターにて


ホッケのちゃんちゃん焼き

そんな大自然の魅力がつまった礼文島。ここに一つのお宿があります。僕も日本一周中に南の島である石垣島でも噂を聞いていました。

そのお宿が「ユースホステル桃岩荘」

今まで出会った旅人の人に、今までで泊まった宿でどこが印象的だったか聞いみるとこの「桃岩荘!」という返答される方がかなりいました。

これは、北海道・礼文島に行った際には泊まってみるしかない!と思っており今回泊まることにしました。事前情報では、「とにかく歌って、踊って楽しいよ!」っていうざっくりした話を聞いていましたが、本当に噂通りというかそれ以上のものでした!

桃岩荘では、色々なユニークなルールや決まりがあります。

例えば、宿に最初に入っていくときに扉を開けて「ただいま〜」と言って入っていき、宿のヘルパーさん達が大きな声と笑顔で「おかえりなさ〜い!」と返してくれる。

だとか、

桃岩荘の宿へ向かう際に桃岩トンネルを通って行くのですがこのトンネルに普段人が携えている「知性・教養・羞恥心」は桃岩荘では必要ないので、この3つを置いてくるという儀式があったり(帰る際にこの3つを拾っていかなくてはいけません。)、日本で唯一時差が発生しており桃岩荘の時計は30分早く時間が進んでいて桃岩時間と呼ばれています。

といった様々な面白い旅人心をくすぐるおもてなしがあります。

そういった面白い桃岩荘のルールや流れなんかは、「桃岩荘 ブログ」で検索してもらえれば色々な方々が投稿されているので見てみてください。

今回は、そういったルールや流れを紹介するというよりは、その桃岩荘で働いているヘルパーの皆さんについて、僕旅ランナーいっちーが感じたことを中心に書いていきます。

まず、桃岩荘は6月1日〜9月30日まで運営されている季節限定のお宿です。そこで働く人たちはヘルパーと呼ばれ、いわば季節労働(アルバイト)のようなものだと思います。そこで男性、女性それぞれ役割分担をして働かれています。
僕が行ったときは男性ヘルパーが4人。女性ヘルパーが4〜5人で運営をしていました。

女性ヘルパーの方はどちらかというと裏方を任されていて、受付や、お料理などを作っています。

男性ヘルパーは、僕たち旅人であるホステラー(ユースホステルの宿泊者をこう呼ぶ)を案内したり、夜のミーティングの司会進行や歓送迎を担っている。

言葉で書くと、迫力に欠けるがこの男性ヘルパーのパワー、熱量がハンパないんです。

フェリーターミナルに到着〜桃岩荘〜帰りのフェリーターミナルでの出港。

この間ず〜っと、ヘルパーの皆さんが全力投球で宿泊者を楽しませてくれます。

ここでは、夜のミーティングから触れていきます。夜のミーティングとは、ミーティングという名がついていますがかた苦しいものではなく男性ヘルパーによる、島案内や、歌唱指導、アニメソングを交えて歌って踊るコーナーなど楽しいイベントの時間となっていて、これが2時間程あります。

司会進行の方が、元気よく、面白く笑いも交えてミーティングが進んでいきます。

島案内では、礼文島についての知識を質問形式で楽しく勉強して、自然に礼文島の観光情報や魅力を知ることができます。

歌唱指導では、「島を愛す」という島の歌をみんなで手拍子を交えて歌います。そのときのヘルパーの皆さんは前に立ち、体の全身を使って手を叩き大声で叫び歌います。この迫力に圧倒されるとともに僕らも世界に引き込まれます。

また、桃岩荘には毎年「今年の曲」というものがあり、1年に1曲必ず新しいオリジナル曲を作っていて、その曲の何曲かを歌います。

当然僕のような初めての人は知らない曲なのでわからないのですが、歌詞が書いてある布を見て、またヘルパーさんの歌詞先行読みが入るのでそれにつられて一緒に歌います。今年の曲はそういった代々のヘルパーさん達が作っている歌なので旅にまつわる歌詞やフレーズが多々入っているんで知らない曲で共感する部分が多かったりします。

桃岩荘は今年で50年になるそうなのですが、毎年曲を作っているということは最低でも50曲はあります。そしてそれ以外にもみんなが知っているようなポピュラーな曲なども覚えているそうでその曲を全部覚えなければならないのです。そのギターを弾く人はもっと大変ですが曲を覚えるだけでも相当な努力が必要なはずです。

また歌って踊るコーナーもありますので、踊りも覚えなければならないです。単純な踊りだけでなくちょっと複雑な踊りも入っており一回二回では覚えられないです。

声のしゃべり方、メリハリ、元気の良さ、面白く、そして何より楽しく。

そこには、まさに桃岩時間が流れていました。

そんな、ミーティングも最後になり桃岩荘がはじまって以来必ずミーティングの最後に歌う五つの赤い風船の「遠い世界に」を歌って踊ってミーティングが終わりとなります。

そのミーティングの2時間の男性ヘルパーのパワー、情熱は本当に感動します。

まさに文字通り、感じて心が動く。

現代人の多くが心の奥に閉じ込めてしまった何かがそこにはあるように感じたのです。

僕も心の奥に閉じ込めてしまった何かが。

そんなミーティングを終え、しばらくして就寝時間となります。

僕はこの桃岩荘に3泊をしました。

朝からヘルパーの皆さんは元気100倍で放送があったり、掃除をしたりしています。

ここ桃岩荘はかつては鰊漁(ニシン)の番屋(泊まる小屋)だったらしく中央が吹き抜けていて2階がグルーっと囲うようにベットとなっています。ここは男性のベットです。築150年経っているそうです。

そんな年期の入った建物ですが中はとても手入れがされていてキレイなんです。
そう、ヘルパーさんがいつも掃除をしてキレイにしてくれています。本当に自主的に掃除されている様子が伺えてそこにやらされ感は微塵とないです。

また、起床してからはホステラーも交えてお掃除大会と題して、みんなで掃除をするということもやっていました!

掃除までもいっそうお客さんを巻き込んで楽しんじゃえ〜!

といった工夫がとても印象的でした。

そして、桃岩荘を去る当日の朝。

出発の朝を迎え、出発する僕たちを見送りしてくれます。それもヘルパーさんだけでなく残るホステラーのみなさんも時間がある人は見送ってくれるんです。

帰る人は最後まで礼文島の自然を楽しんでもらうために歩いて港まで行くことを勧められます。

桃岩荘から出て行く道が坂道になっているんですが、この坂を「見返り坂」と言います。

歩いて坂を上って行く際に何度も振り返って見てしまうことから見返り坂という名前が付いたそうです。

見送られる人は僕含めて3人。

そしてここでも普通に見送るんではなく、歌を歌って大声で見送ってくれます。


写真は、前日の日に見送った時のもの。

「行ってらっしゃーーい‼︎」

「また来いよーー‼︎」

と、それに返答して

「行ってきまーす‼︎」

「また来るよーー‼︎」

とこちらも負けじと大声で叫びます

どこかの青春ドラマに出てくるようなやりとりがここではリアルです。

ぼくは、この見返り坂をいつも通りリュックを背負って走って上まで登りきりました。

実は、荷物は車でフェリー乗り場まで運んでくれるんですが全力で見送ってくれるみんなに僕も、僕なりの形で全力で応えたいと思ったんですよね。なので、荷物を背負って走って坂を登りました。ただの変人だと思われたかもしれませんが!笑

登りきったところで振り返り、大きく手を振って、歩いて登る2人を待ちます。2人が登りきり、3人で振り返ってまた大きな声で、

「行ってきまーーす‼︎」

と叫びます。人が見えなくなってもこのやりとりは続くんです。

そして、3人でフェリー乗り場まで歩いて向かいます。

今回一緒に帰るフェリーが一緒だった、エゾニューさんと亮です。桃岩トンネル前にて。

そして、見送りはここで終りではないんです!フェリー乗り場に付いてから荷物が到着して、出発までのヘルパーさんやホステラーのみなさんと雑談をして、フェリーへと搭乗します。

そしてフェリーのデッキに出ると、船の下の港場にヘルパーさんとホステラーさんが並んでいます。

そこで昨夜のミーティングで歌って踊った曲をやったりと最後の最後まで見送ってくれます。

ちなみに周りは普通の一般のお客さんがいてなんだなんだと見物にきますがそんなのはお構いなし。

僕らホステラーのために全力で、「また帰ってこいよ〜!」と見送ってくれます。正直胸が熱くなります。

船が出航した後、米粒のようになっても見えなくなっても手を振り続けてくれて、叫んでくれます。

当時の様子を思い浮かべてこれまで文字で書き連ねましたが正直文章では伝わりきらないところが多々あって実際に行った人しかわからない面も多いと思います。

ぜひ、北の最果てに行った際には泊まって感じて欲しい場所です。

今回のタイトルにした、

情熱を燃やせるたった一つのこと。

ヘルパーの方にはそれが桃岩荘なのかもしれない。そのヘルパーのみんなが僕にはとてもかっこよくて、輝いて見えた。そして羨ましくも感じた。

だが、僕にとっての情熱を燃やせるたった一つのこと。

それはまさに今の「日本一周☆旅ラン」だ。

たとえ仕事じゃなくても、世間から冷めた目で見られても、自分が信じた道を突き進む。やりたいこと、好きなことをやる。

桃岩荘のヘルパーさんと出会いパワーをもらって、この気持ちがさらに強くなったことは間違いない。

今回の出会いに心から感謝をしている。

最後にもう一度質問を、

「あなたの情熱を燃やせるたった一つのことは何ですか。」


出発の際桃岩荘前にて

旅ランナー いっちー

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