日本一周☆旅ラン

日本一周☆旅ラン質問集〜その1〜

投稿日:2016年11月22日 更新日:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 
 

まるちゃん
今回インタビュー形式でみんなが聞きたいであろうことを聞いていきたいと思します。よろしく!

いっちー
よろしくお願いします!

まるちゃん
まずは、11月1日に東京駅前(行幸通り)にてゴールおめでとう!率直なゴールをした時の感想は?

いっちー

ゴールの際には一緒に走っていただける仲間を募って走りました。またゴールを出迎えていただける人も。募って一緒に走ってくれること、出迎えてくれることに本当に幸せものだな。有難いなあと感じていました。ゴールの際には帰ってきた〜!という喜び、終わるんだなあ〜という寂しさなど様々な感情が入り混じっている反面、皆さんが見ているのでしっかりとしなきゃーとも思っていました。
本当に皆さんに感謝しています。

まるちゃん
全部で何日間、走行距離は何キロはしったの?

いっちー
日にちは、424日間。走った距離は12,229kmになりました。

まるちゃん
その424日間の間ずっと走り続けたの?

いっちー
いえ、休みの日も自分で設けていて、その土地の観光などをしていました。

まるちゃん
走った日数と休んだ(観光した)日の割合的にはどれくらいだった?

いっちー
走った日が314日。観光や休み、ボランティアなどに使った日が107日です。割合ですと走った日66%、観光などが34%でした。

まるちゃん
休みの日も走ってたりしたの?笑

いっちー

休みの日は基本的に走ってないですが、歩いたり、少し走る場面はちょこちょこあったと思います。あとは休みと言っていいのかですが北海道では北オホーツク100kmマラソンに友人と一緒に参加しました。

まるちゃん
そうだよね、休みじゃなくなっちゃうもんね。ウルトラマラソン、、、よく出ようと思ったね。笑 じゃあこれは、みんな興味あるけど聞きにくいことかもしれんけど、今回の日本一周での予算はいくらかかったの?

いっちー

僕の場合細かい雑費などを計算していなかったのでざっくりとした費用ですが200万程でした。

まるちゃん
やっぱそれくらいかかるんだね。じゃあさかのぼるんだけど、そもそもなぜ日本一周を走ろうと思ったの?

いっちー

日本一周☆旅ランをはじめる前に僕は東京で会社員として働いていました。職業は鉄道会社で辞める前には電車の運転士として働いていましたが、働いていく中で「このままでいいのかな?」と僕自身違和感を持ち始めていきました。僕の中では定年までこの会社で働いていくイメージが持てなかったんですね。もしかしたら、こういう風に感じている人は結構いるのかもしれません。
そういう時期にはアンテナが敏感になっているので本を読んでみたり、人と会ってみたり、セミナーに参加したりして色々動いていました。自分の「やりたいことは何か?」「好きなことは何か?」を改めて考え直す期間がありました。

まるちゃん
うん。

いっちー

そして考え抜いた結果出た答えが、「旅をすること。走ること。」でした。
考え直す前には漠然と世界一周をしたいなあ~と思っていたのですが、世界を見る前に自分が生まれたこの日本という国をもっと知りたいと思い日本一周を走ることを決めました。

まるちゃん
なるほどねえ。でもいっちーみたいにそう思っている、悩んでいる人たちって言うのは多いと思うよ。でも、日本を走るって言うのは普通想像できないんじゃないかな?でも自転車じゃあだめだった?なぜランニングにしたの?

いっちー
確かに構想段階では自転車で日本一周も候補にありました。やはり自転車だと移動距離が長くなりますから行動範囲も広がるし色々見えるなと。ですが一つ引っかかったことは、自転車で日本一周をしている人はたくさんいるんだろうなあということです。大学生でも休みを利用して自転車で旅するというのはよく聞きますから。そういう面も含めて、僕の中ではマラソンの方がワクワクしたんです。日本一周を走るやつなんてそういないだろう!と思って。実際にはやっている人はいたんですが走る方が僕の中で「好きなこと」「やりたいこと」だったんですね。

まるちゃん
なるほど、他の人と同じことをしていてもつまらない。っていうことも1つにあったんだね。じゃあ実際の日本一周⭐︎旅ランの時について色々聞いていくね。どんな服装、スタイルで走っていたの?リュックを背負っていたんだよね?

いっちー

そうです。登山用の50〜75Lのリュックを背負って走っていました。リュックの後ろには「日本一周中 旅ランナーいっちー」と貼って声をかけてもらいやすいようにしていました。

まるちゃん
あの「日本一周中」が写真でも見ていてとても絵になるよね。たくさん声かけられたんじゃないの?

いっちー
日本一周中の看板効果はかなり大きかったと思います。この「日本一周 旅ランナーいっちー」は日本一周の先人である愛知県春日井市にいらっしゃる走る書道家の波多の明翠さんに書いていただいたんです。日本一周を走ると決めた時に色々ネットで調べていて、そこに波多の明翠さんが日本を走りながら各地で書道パフォーマンスをしたというのを知って後日連絡を取って会っていただき、その縁で背中の看板の書も書いていただけることになりました。その効果で車越しからたくさんがんばれ〜と声をかけてもらえましたし、食べ物、飲み物の差し入れもいただけました。

まるちゃん
たくさん声をかけてくれるは嬉しいよね。差し入れはどんなものが多かった?なんか珍しいものをもらったりしたの?

いっちー

差し入れは、ペットボトルの飲み物が一番多かったと思います。他にもあめやみかん、お菓子などが多かったと思います。珍しいものと言うか、時には現金を渡される機会がありました。

まるちゃん
現金って、その場で会った人に渡されたの?いっちーを知らなかったひとから?

いっちー
そうです。その場で出会って日本一周してるの!って話になり、応援したいということでいただけたことがありました。

まるちゃん
ちなみに、突っ込んで聞くけど最高でいくらくらいもらえたの?

いっちー
そうですね。正直に言いますと諭吉さんをいただけた時もありました。それを渡されて時はびっくりして、さすがにそれは、、、と言ったのですが応援したいんだ!ということで有難く頂戴したことを覚えています。

まるちゃん
それはびっくりだね。泊まるときはどうしたの?テントや、野宿もあった?

いっちー

泊まるのは本当色々ですね。ちゃんとした宿に泊まる時もありましたし、都会ではネットカフェで寝るときもありました。宿の場合はゲストハウスにもよく泊まったりしました。ホテルや民宿と違って旅人同士の交流がゲストハウスには多くあるのでそれが楽しかったですね。
また、テントで泊まるときもありましたし、寝袋だけで公園や道の駅、バス停などで屋根がついてる良さそうな場所を探して野宿をするときも多かったですね。

まるちゃん
野宿とか大丈夫なの?寒くなかった?日本と言えど不安じゃなかったの?

いっちー
寒い冬には南下していたのでなるべく暖かい場所で冬を過ごしました。一番寒い1、2月あたりは九州・沖縄にいました。といっても九州、沖縄でも寒いときは0度近くまで冷えるときもありますので、真冬は宿をとることが多かったです。2016年の1月1日の正月の日は鹿児島県最南端の佐田岬を目指して大隅半島を南下していたのですが夜に泊まる場所が確保できず野宿をしました。暗くなても中々良さそうな寝床がみつからず、やっとのこと屋根があった場所がまるで廃墟でものが散乱している場所でさすがに気味が悪かったのでやめました。結局もう少し進んだところになんとか屋根付きのバス停があったのでそこで野宿をしましたが、夜は凍えながら寝ていいたのが今ではいい思い出です。(笑)

まるちゃん
正月早々の野宿、、、新年からすごい体験だなあ。

苦笑 野宿の不安はなかった?


いっちー
寝袋だけで野宿をしたのが四国に入ってからなのですがやはり最初は緊張したのを覚えています。最初といっても僕は大学時代に「四国八十八ヶ所」をやったことがあったので野宿自体は初めてではなかったですし、そのお遍路をした四国というのもあってある程度は安心はしていました。やはり何日か続けていると慣れてきますので寝れないということはそうなかったですね。

まるちゃん
野宿でちゃんと寝れるものなの?熟睡はできない気がするんだけど。

いっちー

熟睡は確かに厳しいと思います。やはり野宿ですからある程度は気が張っていますし、大きなベットがあるわけではないので長イスみたいなところで硬い床で寝てましたから。寝返りを打つためにちょこちょこ起きたりはします。

まるちゃん
それで翌朝に起きてまた走るんだよね?大丈夫なの?

いっちー
走っていましたね。やはり宿に泊まる時と野宿の時とでは回復度が違ってきますので、野宿の間に宿を挟んだり、野宿、野宿、宿。みたいに併用をして進んでいきました。

まるちゃん
うまく宿を合わせて進んでいたんだね。じゃあ日本一周を走る時の一日の流れみたいなものは決まっていたのかな?

いっちー

日本一周⭐︎旅ランを初めて徐々に慣れてきて大体の流れというのはありました。今時に言うと「ルーティーン」みたなものですかね。サラリーマンの人とかでもそういうものはあると思います。出勤前にコーヒーを飲むとか。朝起きたらまず歯を磨くみたいなもの。
走る前には、簡単にウォーミングアップをしていました。走り出してからはお店があるないにもよるのですが10~15kmを目安に休みを挟んで進んでいくことが多いです。ゴールについた後はクールダウンとしてストレッチをして、なるべく早めに豆乳や牛乳を飲んでたんぱく質を摂るようにしていました。あとはお風呂に入れる時で水風呂がある場合はアイシング代わりとして温浴と水浴の交代浴を最低3セットはしていました。水風呂がない時はシャワーを使って水を足にかけたりとその場の環境でできることをしていきました。あとは入浴後のストレッチをなるべくしていました。なるべくというのは場所によってはストレッチをできる広いスペースがなかったりするのでそういうスペースがある場所は嬉しかったです。

まるちゃん
いっちーの場合は泊まるところが野宿やテントもあったということだから、そういう時も同じ流れだったの?

いっちー
そうですね。今言った流れというのは基本的に変わりないです。ただ、野宿でいうと、1日走り終えたあとに寝床探しという作業が付いてきます。寝床はできるなら暗くなる前の明るいうちに見つけておきたい。そのために地図上で良さそうな場所を探して実際に行ってみて確認して良さそうだったらようやく、お風呂だったり食事にありつける。ことになります。寝床の条件としては、なるべく屋根があって長イスがあるところ。トイレ・水場が近くにあるところ。が望ましいです。すべてそろっている場所を探すのも中々一苦労です。この寝床探しでもスマホの地図がかなり大きかったですね。本当に便利になったと思います。

まるちゃん
確かにスマホの普及は旅でも大きいんだね。

いっちー
また、野宿の朝は早いので基本夜が明けるとともに目が覚めて朝ごはんを食べてからスタートするのが流れになっていました。ご飯を食べて出発準備をして、トイレに行ってスタートする。トイレがどれくらい先にあるのかわかりませんからトイレを済ませて前に進みます。やはり身体も自然と適応していくみたいで朝ごはんを食べてしばらくするとトイレに行きたくなるんですよね。歯磨きをしていると神経が刺激されるのかよくトイレに行きたくなります。(笑)

まるちゃん
身体が日本一周に適応していったんだね。興味深い。縁起(げん)担ぎはしていた?

いっちー
げん担ぎとしては、よく神社やお寺があったら参拝はしていました。神頼みというよりは、どちらかというと自分の心の精神統一に役に立っていたと思います。「今日も一日よろしくお願いします。」「今日も一日無事に走りきれてありがとうございます。」といった1日を無事に進めていることに感謝の意を何かしらで現わしたかったのかもしれません。

まるちゃん
そっか。心を整えるのに神社やお寺に参拝するというのは日本人らしいね。履いてた靴は何足代えたの?

いっちー
10足です。

まるちゃん
10足!やっぱダメになっちゃうんだね。何足か靴はリュックに持っていたの?それともその場で買っていた?

いっちー

靴はスタート前に履く靴を決めていてそれを何足か実家にストックしていました。それを代えるタイミングで親に協力してもらい実家に送ってもらっていました。

まるちゃん
送ってもらうってどこに送ってもらってたの?

いっちー

郵便局です。郵便局留めで送ると到着してから1週間は保管してもらえるので僕が進む距離を計算して先の郵便局に送ってもらっていました。あと中央郵便局など大きな場所によっては土日も受け取り可能という場所もありますが通常の郵便局は土日は受け取れなかったり、窓口の時間が限られているので注意も必要です。

まるちゃん
なるほど。郵便局でそういう使い方があるんだね。これから同じような旅をする人には有益な情報だね。服は何着もってたの?

いっちー
服は3着を着まわしていました。正確に言うと、走る時用の上下が3着、上のインナーが3着、オフ用(寝るとき)が上下1着、ウィンドブレーカー1着、ウィンドブレーカー(防水)1着、下着3着、靴下3足。です。

まるちゃん
服だけでもかなりの重さになってたんじゃない?

いっちー
服はかなり重さを占めていたと思います。やはりなるべく軽くしたいですから、走るとき用を2着に減らそうかと考えたときもありました。ですが2着にしてしまうと今度は洗濯の面での負担が増えてしまいます。バランスを考えた結果僕は3着でいきました。

まるちゃん
あと、上のインナーって言うのは必要あるのかな?その分重さになっちゃうんだよね?

いっちー
確かに外見上インナーの意味はないように感じますが、個人的にはインナーの役割はかなり大きかったと思っています。旅ランのような1日かけて長距離を走る場合だと常に走っているだけではないので、時に休憩や人と話す時に立ち止まったりすることもあります。また天気や気温の変化もしていきますのでそれに身体が適応していかなければいけません。そういった環境の中で体温調節に大きな役割を果たしたのがインナーでした。そのおかげでちょっとした気温変化でいちいち上着を着なくてよかったり、大きな風邪を引かなかったりと健康な状態で走ることができたと思っています。

まるちゃん
長距離を走るランナーならではというか、旅ランならではの話だね。背負ってたリュックの重さは何キロあったの?

いっちー
最終的に収まったのが13kg前後になりました。リュックの荷物も走っているうちに徐々に変化していきました。スタート時は準備万端で色々詰めていたので重さが17kgにも及んでいました。その時は全然前に進まなかったですね。汗

まるちゃん
17キロ!!笑 スター時背負わせてもらったけど相当重かったもんね。

いっちー
このままでは日本一周どころか名古屋までたどり着けるのか?という状態でしたので重さの負担となるテント・寝袋などの宿泊セットを家に送って荷物を減らしました。その時が11kg程まで減りましたので背負った時には全然違いましたね。それからも、四国から寝袋、北海道に入ってからテントを持ち始めたので最終的に13kg程に落ち着つきました。

まるちゃん
そんな重い荷物を背負って怪我とかはしなかったの?

いっちー
幸いにも大きな怪我はありませんでした。途中荷物を背負っているのでちょっと腰が痛くなったり、足首が痛くなったりといったときはありましたね。そのときは近くの整体や整骨院に行って治療をしてもらったり、少し静養をして前に進むことができました。

まるちゃん
足のマメはできなかったの?

いっちー
マメはそんなに多くはできませんでしたが、時折できるときがあったので針を使って水を抜いて走りを続けていきました。マメは走るフォームもあると思いますが自分に合った靴で進めたというのも大きな要因だと思います。

まるちゃん
そういった怪我をしない秘訣はあるのかな?

いっちー
秘訣なのかわかりませんが、なぜ大きな怪我をしないでここまで進めたのかを考えたときに日本一周前の「からだづくり」が大きかったのではないかと思っています。僕も日本一周⭐︎旅ランを始める前に荷物を抱えて毎日50kmを走れるのか。全くの未知でしたので紹介で行った鍼灸整骨院にいって相談し、怪我をしないからだづくりのトレーニングをしました。今ではそれが大きな要因だったのかなと思います。

まるちゃん
体重は減らなかったの?

いっちー
走る前が58kg程度でしたが2〜3キロ減ることはありましたが、そういう時は食べるのを意識して多く食べるようにしてなるべく減らないように気をつけていました。なので激減したことはないです。

まるちゃん
食べ物は何を食べていたの?

いっちー
自炊道具を持っていなかたのでその場で買って食べるというのが基本でした。外食する時もありますし、スーパーやコンビニでお弁当を買って食べるということが多かったです。

まるちゃん
何を食べることが多かった?

いっちー
スーパーやコンビニではお弁当とカップ麺などの麺類を同時に食べることが多かったです。栄養面からいったら絶対よくないんでしょうけどエネルギー摂取のためです。その栄養面を補助する形で野菜ジュースというのはほぼ毎日飲んでいました。どうしても野菜やフルーツ不足になってしまうので、せめてジュースだけは摂ろうと思って飲んでいました。

まるちゃん
なるほどね〜。他に生活で気をつけたこと、意識したことは何かある?

いっちー
食に関してですとなるべく制限をしないで自分がその時に食べたいものを食べるようにしていました。資金が潤沢にあるわけではないのでもちろん削らないといけないところは削るのですがせっかく日本全国を巡っているのでその土地の美味しいグルメを食べるのも旅ランの楽しみとしてありました。

まるちゃん
グルメもいいね〜食は旅してて楽しみだよね。じゃあもう走りたくないな〜とか、もうやめよう。って思った時はないの?

いっちー

走りたくないな〜というのは何度もありました。いつまで続くんだとか、まだここまでしか来ていない、だとかその果てしなさにくじけそうになったことは何度もありましたね。日本一周自体をもうやめよう!と思ったことは自分でも不思議とないんです。

まるちゃん
一番辛かったことって何?

いっちー
厳しかったなーというので思い浮かべるのが北海道です。広大な北の大地ですので町と町の距離が離れてて人と出くわさない。通るのは車、バイクだけというのはザラです。場所によっては30km以上お店や自販機すらない場所もあるので精神的にも、肉体的にも厳しいところが続きました。

まるちゃん
そんな辛い時にはどうしてたの?その辛さを乗り越える秘訣みたいなのはあるの?

いっちー
辛い時はやはり辛いんですが。それでも辛さを楽しむというのが一つにあります。

まるちゃん
辛さを楽しむ??!

いっちー
ちょっと言い方が変ですかね。まるでドMだね!と言われそうですが。(笑)

まるちゃん
違うの?!

いっちー
否定はしません!(笑)

一つには意識を変えるというのがあると思います。辛い時というのは辛さで頭がいっぱいになってて周りが見えていない。盲目状態になっているんですよね。なのでその意識を変換させて身近な楽しみ、幸せにフォーカスするというものです。走っていると時には単調な道を走り続けなければいけない時があります。そんな時にすぐそばに咲いている花に気づくことができるか。時に立ち止まって休むこともリセットするいい機会になります。そんな「今を楽しむ」ということに焦点をあてていくことが楽しむ秘訣じゃないのかなと思います。

またもう一つとしては今に意識を向けるのではなくて乗り越えた先をイメージするということがあります。

まるちゃん
さっきと言ってることが真逆だね。

いっちー
そうなんです。今苦しいのは事実としてある。それは変えられないのならその先にある何かをイメージして頑張れると思うんです。その壁を乗り越えた先の自分をイメージするというか。スポーツをやっている人、やっていた人だとイメージしやすいかもしれませんね。マラソン、トライアスロン、山登りなんかの持久系スポーツには特にそういう要素が多くあるんじゃないかなと思います。

まるちゃん
でも持久系スポーツに関わらず、仕事や芸術面にもそれは共通する気がするなあ。次の質問にいくね。一番困ったなあということはどんなことがあった?

いっちー
そうですねえ。トイレ事情は困りましたね。なるべくトイレは行けるところでいくというのが鉄則なんですがそれでも場所によってはいけない場面も多々ありましたので、なるべく我慢はしてコンビニやガソリンスタンド、スーパー、ドラッグストアのトイレをよく利用していました。ですが間に合わないところもありますので、そこは野に返させていただきました。

まるちゃん
ちなみに野に返したというのは大の方もあったの?

いっちー
まるさん、突っ込みますね〜。大は多くはないですがあったこともあります。あっ!ちゃんと土の中に返しましたよ!

まるちゃん
ついつい掘り下げてしまったよ、赤裸々話をありがとう。笑 

危険な思いはしなかった?


いっちー
思いつく限りであげるとすると、四国で夜中に不審な車がいたとこですかね。四国にはお遍路さんのために公園などにある東屋の進化版みたいな形で野宿できる場所がちょこちょこあるんです。ちょうどその時はお遍路小屋で野宿をしていて寝ていたんですが、ふと車のエンジン音がして起きてみると車がソロソロとこっちを伺うようにゆっくり進んでいるんです。

まるちゃん
それは不気味だね。

いっちー
そのお遍路小屋の周りはちょっとした広場になってて自販機が1台あるんですが、他には特に何もないんです。なのにその広場をゆっくりと進んでいるのでかなり警戒しました。正直眠さもあって、ずーっと警戒してたわけではなんですがしばらくしてその車は道路へ走り抜けて行きましたね。結局何もなかったので僕の取り越し苦労だったのかもしれません。

まるちゃん
走っている時は何を考えていた?

いっちー
走っている時は色々ですね。過去を振り返っている時もあれば、今この時のことを考える時もあるし、この先の未来のことを考えている時もあります。この先のまちの美味しい食べ物は何かな?何食べよっかなあと考えている時もありますし本当その場その場で色々です。

まるちゃん
無我の境地、悟りみたいなのはあった?

いっちー
んー何も考えてない時はありましたが無我の境地というのとは違うと思いますね。ランナーズハイみたいに疲れているんだけど全然走れる〜ってのはありますね。

まるちゃん
ランナーズハイね!走っている人でたまに聞くね。どういう感覚なの?

いっちー
表現するのは難しいんですが、例えば30〜40km走っていて疲れているのに。むしろスタート時より走れる!みたいな時があるんですよね。あれですね!マリオカートで走っててスターを獲得した時みたいなものでしょうか。例えあってるかな?!ですが精神的なものが大きいような気がします。

まるちゃん
マリカーならわかりやすいかもね。スターじゃ無敵だね。 じゃあ、健康管理はどうしてた?風邪は引かなかったの?

いっちー
大きく体調を崩したというのは北海道で一度ありました。北海道の斜里町という場所でご縁がありましてご自宅に泊めさせていただく機会があったんです。その時に風邪をこじらせてしまって3日間程休ませていただく機会がありました。その時も快く受け入れてくださって回復することができたので本当に感謝しています。体調管理は少し前に風邪を引きそうだな〜という前兆みたいなのがあると思うんですが、その段階で早めに風邪クスリを飲んで走って汗をかいて治す。みたいなスタイルでした。それでなんとかやってこれましたね。

まるちゃん
なんかスポ根ドラマとかに出てきそうな話だね。日本一周で日常では味わえない色々なことがあったと思うけど、ハプニングってあった?

いっちー

道を間違えたり、地図を確認して進んだ道が行き止まりだったりということは何回かありましたね。あとは、沖縄本島の北部はヤンバルという地域で自然が豊かな場所なんですが宿を取ることができず野宿をすることになりましたが地元の人に「ハブに気をつけろよ!」と言われながらも野宿をしたこともありましたね。あと、青森県で熊に遭遇しました。

まるちゃん
熊!!どういうシチュエーションだったの?

いっちー
下北半島にある恐山を目指して林道を進んでいたのですが、車もほとんど通らないですし、前日の台風の影響で林道脇に流れている川がかなりの水量で轟音をたてて流れていました。僕も出そうだな〜と思って走っていたので鈴や笛を鳴らしながら進んでいたんです。ぷらす、誰もいないので僕の好きなミスチルを歌いながら走っていたその時に、前方の茂みがガサガサと揺れて一瞬のうちに左から右へ山の方に黒い物体が2つ横切って行きました。。。距離は5メートルもなかったと思います。ものすごい勢いで走って行ったので何もできなかったですね。まあ逃げてくれて本当に助かりました。

まるちゃん
2頭っていうことは親子だったのかもね。子連れ熊が一番危ないっていうし本当よかったね。個人的にはミスチルの何を歌っていたのか気になるな。笑 失敗したなということはどんなことがあった?

いっちー
はっきり覚えてないんですけど、「口笛」だった気がします。

兵庫の温泉施設にサングラスを忘れて取りに戻ったことがありました。また島根の美術館にカメラを忘れて翌日に開館時間に合わせて取りに行ったこともありました。

まるちゃん
死にそうになった体験、ヒヤッとした体験はある?

いっちー
熊はそうですが、あとはトラックにひかれそうになったときがありました。交差点で歩行者信号が点滅していたので走っていたのですが向こうから右折してくるトラックが僕がいるのにもかかわらずスピードを落とさずに曲がってきました。あの時は本当に腹がたちましたね。あと北海道の車は怖かったです。

まるちゃん
本当事故がなくて良かったね。車側が注意しないといけないけど、僕ら歩行者側もそういう危険な車かもしれないという意識を持つことも必要かもね。じゃあ、マラソンの時と旅ランでの走りの違い、走りの質の変化はあった?

いっちー

日本一周前はウルトラマラソンにも出ましたが基本的にフルマラソン中心に練習もしていたのでスピードは全然違いますね。練習ではキロ4〜5分で走っていたのが日本一周ではキロ7〜8分がいいところですので走り方も全然違ってきます。
日本一周中は荷物を背負って走っているので自然と遅くなってしまうのですが、走り方としては足をほとんど上げないで上下運動をできるだけしない。ということや荷物の影響でどうしても前のめりにはなってしまうのですがなるべく上体が前のめりにならないように意識しました。また、旅ランのテーマは楽しむとこですから息が上がらない程度のペースで走ってました。あっ!坂道とか山登りは別です。なるべく歩かないように早歩きくらいのスピードでも走るのには勝手にこだわっていました。(笑)

まるちゃん
じゃあ大会で走る時と旅ランで走るときの大きな違いって何かな?

いっちー
大会はやはりどっちかというと競技志向が強いと思います。自己ベストや目標タイムを目指してその為に一生懸命練習して。辛いスピード練習なんかも取り入れてやる。そしてその目標を達成できた時の達成感というのは本当に嬉しいものです。僕もサブスリーを達成した時の達成感はすごいありました。

一方で旅ランは競技志向ではないので、「楽しむ」という要素が強いです。その土地を走って素晴らしい自然を見て感じて、美味しいものを食べて飲んで時には気になるお店に入ってみる。そこで人との交流が生まれる。自分の心地よいペースで、いろんなものに触れながら前へ進む。そこには新しい価値観やアイデアが生まれることもあります。旅ランをすることでクリエイティブになれる。そんな要素も旅ランの魅力ですね。あとは子供の時を思い出してもらったらわかりやすいかもしれませんが、新しい場所、知らない所へ行くっていうのはワクワクドキドキしたと思うんです。単純に知らない場所を走るのが楽しい。これに尽きるのかもしれませんね。

まるちゃん
大会と旅ランと両方とも違う魅力があるんだね。面白いなあ。かなり長くなっちゃったから一旦休憩して今度は旅ランの魅力や出会いについてを中心に聞きたいと思う。いっちーありがとう。

いっちー
わかりました。こちらこそありがとうございます。

 

インタビュアー

%e3%81%be%e3%82%8b%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93まるちゃん(丸山篤司)

新卒から20年間勤めた会社を退社後、自分らしく生きていける人体実験中。日本全国をあそびニストとして活動中。トレードマークはレモン色の帽子と短パン。カウンセラーとしても行き方・働き方に悩んでいる現代人の心を解きほぐす。

 

 

丸山篤司Facebook https://www.facebook.com/atsushi.maruyama.73

まるちゃんの公式ブログ http://ameblo.jp/wtwjt452/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


-日本一周☆旅ラン
-, , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

日本一周☆旅ラン 18日目<弥富〜岐阜>

日本一周☆旅ラン18日目 今日は岐阜を目指します! 昨夜お世話になった平林さんの動物病院を出発します。今日も平林さんは一緒に走っていただけるとのことで嬉しい限りです。 子供達にも荷物を持ってもらい。 …

日本一周☆旅ラン day8<清水〜島田編>

  素敵な出逢いがあった静岡市のイル・カスターニョを後にし、西へ向かい進みます。     今日は島田までをめざします。     まずは駿府城公園を立ち寄ります。       きれいな絵を書いているお母 …

北海道国道40号線の成り立ちと天塩川〜旅ランの醍醐味〜

北海道に住む蝦夷小学校のクマト君はある下校の時にふと思いました。 「この世界は何でできているんだろう?」 と。 好奇心旺盛なクマト君は、色々な人にこの疑問を聞いてみます。 クマト「ねえママ、この世界は …

日本一周☆旅ラン day7<休み〜清水観光>

今日で日本一周☆旅ランも1週間が経ちました。7日目です☆   今日は休息日として清水周辺を観光します。     まずは清水駅のすぐ近くにある「河岸の市」へ行きます。まぐろ館という場所が食事できるお店が …

旅すること。走ること。生きること。〜日本一周☆旅ラン424日間を終えて旅ランナーいっちーが思うこと〜

  目次2016年11月1日(火)14時20分頃。東京駅前行幸通りにて日本一周☆旅ランのゴールをしました!!◯ゴールを迎えて◯伝えたいのはありがとう。◯何で日本一周を走ったの?◯日本一周は走 …

カテゴリー

お問い合わせ

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文